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コスモスとは
私たち訪問看護ステーションコスモスは、
山谷(東京)・寿(横浜)地区を
中心とした
地域で、医療・看護・福祉分野に関する
専門的知識・技術を
提供する
特定非営利活動法人(NPO)です。
コスモスと山谷
2000年、4人のスタッフと小さな事務所から出発したコスモスは、日雇い労働者の街・山谷(さんや)を巡る訪問看護ステーションとして誕生しました。立ち並ぶ簡易宿所は“ドヤ”と呼ばれ、まだ珍しかった訪問看護という形でその一軒一軒を回り、助けが必要な人たちを福祉や医療につなげてきました。
当初は理解が得られず、玄関先で追い返されることもしばしば。手探り状態の日々ではありましたが、真摯な姿勢で向き合い、時代の求めに応じてデイサービス、アパート、無料低額宿泊所の設立など活動の幅を広げてきました。そして現在は25名以上の看護師を抱える都内でも大きなステーションに成長したのです。
長くいろは商店街に拠点をおいてきましたが、20年の節目を前に新事務所を建立。2021年春より新たなスタートを切りました。大所帯にはなりましたが、今も変わらず私たちの心の支柱となっているのが、「誰をも差別することなく平等にかかわり、寄り添うこと」という理念です。
コスモスの花は華奢な見た目にもかかわらず、強風が吹いてもその根を地にはわせ、立ち直る強さがあります。これからも訪問看護ステーションコスモスは、同じ志をもつ仲間とともに、コスモスの花のように力強く、地域に根差した活動を続けていきます。
山谷地域とコスモスの関わり
東京都の台東区と荒川区にまたがる山谷地域では、明治通り沿いの泪橋交差点周辺に多くの簡易宿所が点在しています。これらの宿所は通称「ドヤ」と呼ばれ、主に土木・建築業に従事する日雇い労働者たちが集まり長らく日本の高度経済成長を支えてきましたが、1991年のバブル崩壊以降、建設業の仕事が急激に減少し、山谷に住む多くの労働者たちは生計に困り、一部は路上生活を余儀なくされました(山谷地域の詳細はこちら)。
日本の中でも最も貧しく医療が行き届かないこの地に、訪問看護ステーションを立ち上げようとの想いを持ち、「保健・医療又は福祉の増進を図る活動」「まちづくり推進を図る活動」の2つを柱として2000年4月、コスモスは NPO(特定非営利活動)の法人格を取得、同年6月に訪問看護、居宅介護支援の事業所認定を受け、スタートを切りました。2003年6月には介護保険事業である通所介護(デイサービス)を開設し、山谷地域の住民たちに生きがいの場を提供。さらに身寄りのない人達の看取りも行なう中、ステーション内でも「宿泊所が欲しい」との声が挙がり、2009年5月、第2種社会福祉事業、宿泊施設、コスモスハウス「おはな」を立ち上げ、2010年にはコスモスアパートも開設しました。
住み慣れたこの地域で最期まで安心して暮らせる居場所を提供し、路上死や旅館での孤独死の人達を一人でもなくすために、献身的に、そして根強く、日々看護に取り組んでいます。
理念
これが私たちの願いです。
使命・活動
誰をも差別することなく人権を尊重する
私たちは年齢・性別・思想信条・生活形態等に拘らず平等に、あらゆる病気や障がいを持つ人々・生活困窮者の基本的人権を尊重した支援をします。
一人ひとりの主体性を 大切にします
私たちはご利用者の主体性を尊重しながら、一人ひとりに合わせた支援とは何かを常に追求します。
安心して暮らせるまち づくりに寄与します
病気や障がいを持つ人々・生活困窮者が医療・看護・福祉が必要としている中、適切なサービスを受けらないまま、時には孤立していく人も少なくありません。私たちは 、行政・他のNPO組織、各種団体と連携を深め、保健福祉の分野において(中心的な)役割を担うことで地域の発展と活性化に寄与します。
社会への提言を 行います
限りある社会資源の中、希望する生活を叶えられない方に多く出会います。私たちは、ご利用者の声や地域が抱える問題を社会に提言します。
沿革
1999 | 11月 | 特定非営利活動法人格 (NPO法人) の取得に向けた総会開催 |
2000 | 4月 | 特定非営利活動法人 (NPO法人) 登録 台東区日本堤2-24-4に事務所開設 |
2000 | 6月 | 介護保険指定事業者認定 (訪問看護・居宅介護支援) |
2000 | 11月 | 自立支援センター台東寮の健康相談開始 (その後北寮・中野寮・豊島寮・板橋寮の健康相談へ移行 2回/週から5回/週へ) |
2001 | 4月 | 城北福祉センター分室敬老室の健康相談開始 (1回/週) |
2002 | 1月 | 台東区日本堤1-12-6 (いろは商店街) に事務所移転 |
2002 | 4月 | 横浜市中区寿(中区吉浜町)に分室を開設・訪問看護開始 |
2002 | 10月 | 結核研究所との連携による結核罹患者発見への取り組み開始 |
2003 | 7月 | デイサービスセンターコスモス (通所介護) の業務開始 |
2004 | 2月 | 城北福祉センター娯楽室の健康相談開始 (1回/月→2回/月へ) |
2004 | 3月 | 寿分室の事務所を横浜市中区松影町3-11-2へ移転 |
2004 | 10月 | 寿分室を独立し 『訪問看護ステーションコスモス寿』 を開設 |
2004 | 10月 | 新潟県中越地震の支援活動をシェアと共同で実施 |
11月 | ||
2005 | 4月 | 城北労働福祉センターのよせば健康相談開始(月~金) 城北労働福祉センターの簡易旅館巡回相談開始(2回/週) |
2005 | 12月 | コスモス5年誌 『ひとりじゃない』 発行 |
2006 | 1月 | 『いこいの間』 (路上生活者へのシャワー喫茶サービス) を開始 (月2回) |
2008 | 5月 | コスモスDVD 『この街に寄り添って』 を販売 |
2008 | 8月 | 「『山谷』地域ケア連携すすめる会」開始 |
2009 | 5月 | 『コスモスハウスおはな』 (東京都第二種社会福祉事業宿泊所)を開所 |
2010 | 7月 | 『コスモスアパートそら・こかげ』を開所、その後事務所移転に伴い閉鎖しコスモスアパート『にじ』へ |
2010 | 9月 | 『コスモスアパートゆい』 を開所 (株式会社ゆいより業務受託) |
2010 | 10月 | 『第1回コスモスシンポジウム』 を開催 |
2012 | 5月 | コスモスアパートこかげ屋上に『あしたの農場』 を設置 |
2014 | 4月 | 城北労働福祉センター健康相談業務を受託開始 |
2015 | 5月 | 15年誌『ともに築く』を発行 |
2015 | 12月 | 山谷地域越年対策医療援護業務を東京都より受託 |
2016 | 5月 | 熊本震災支援活動をシェア・訪問看護ステーションみけと共同で実施 |
6月 | ||
7月 | ||
2018 | 11月 | 『光照院』にお墓を建立 開眼供養をする |
2020 | 10月 | コスモスハウス『おはな』が『日常生活支援住居施設』に認定 |
2021 | 5月 | 訪問看護ステーションコスモス本部事務所日本堤1-1-7へ移転 1Fデイサービスセンター、2F訪問看護事務所、3F支援付きアパート『にじ(8室)』 |
2024 | 1月 | 能登半島災害へ有志が支援活動へ |
2月 |
1999 |
11月 特定非営利活動法人格 (NPO法人) の取得に向けた総会開催 |
2000 |
4月 特定非営利活動法人 (NPO法人) 登録 台東区日本堤2-24-4に事務所開設 |
2000 |
6月 介護保険指定事業者認定(訪問看護・居宅介護支援) |
2000 |
11月 自立支援センター台東寮の健康相談開始 (その後北寮・中野寮・豊島寮・板橋寮の健康相談へ移行 2回/週から5回/週へ) |
2001 |
4月 城北福祉センター分室敬老室の健康相談開始(1回/週) |
2002 |
1月 台東区日本堤1-12-6 (いろは商店街) に事務所移転 |
2002 |
4月 横浜市中区寿(中区吉浜町)に分室を開設・訪問看護開始 |
2002 |
10月 結核研究所との連携による結核罹患者発見への取り組み開始 |
2003 |
7月 デイサービスセンターコスモス (通所介護) の業務開始 |
2004 |
2月 城北福祉センター娯楽室の健康相談開始 (1回/月→2回/月へ) |
2004 |
3月 寿分室の事務所を横浜市中区松影町3-11-2へ移転 |
2004 |
10月 寿分室を独立し 『訪問看護ステーションコスモス寿』 を開設 |
2004 |
10月 11月 新潟県中越地震の支援活動をシェアと共同で実施 |
2005 |
4月 城北労働福祉センターのよせば健康相談開始(月~金) 城北労働福祉センターの簡易旅館巡回相談開始(2回/週) |
2005 |
12月 コスモス5年誌 『ひとりじゃない』 発行 |
2006 |
1月 『いこいの間』 (路上生活者へのシャワー喫茶サービス) を開始 (月2回) |
2008 |
5月 コスモスDVD 『この街に寄り添って』 を販売 |
2008 |
8月 「『山谷』地域ケア連携すすめる会」開始 |
2009 |
5月 『コスモスハウスおはな』(東京都第二種社会福祉事業宿泊所)を開所 |
2010 |
7月 『コスモスアパートそら・こかげ』を開所、その後事務所移転に伴い閉鎖しコスモスアパート『にじ』へ |
2010 |
9月 『コスモスアパートゆい』を開所 (株式会社ゆいより業務受託) |
2010 |
10月 『第1回コスモスシンポジウム』を開催 |
2012 |
5月 コスモスアパートこかげ屋上に『あしたの農場』を設置 |
2014 |
4月 城北労働福祉センター健康相談業務を受託開始 |
2015 |
5月 15年誌『ともに築く』を発行 |
2015 |
12月 山谷地域越年対策医療援護業務を東京都より受託 |
2016 |
5月 6月 7月 熊本震災支援活動をシェア・訪問看護ステーションみけと共同で実施 |
2018 |
11月 『光照院』にお墓を建立 開眼供養をする |
2020 |
10月 コスモスハウス『おはな』が『日常生活支援住居施設』に認定 |
2021 |
5月 訪問看護ステーションコスモス本部事務所日本堤1-1-7へ移転 |
2024 |
1月 2月 能登半島災害へ有志が支援活動へ |